■奥深き造園の世界

日本庭園や洋風庭園、外構（エクステリア）など、様々な施工を行っていますが、個人的に一番やりがいを感じるのは庭づくりですね。中でも、特に日本庭園は奥が深いです。「できる限り自然体に見える」ことが、優れた庭の条件ではないかと考えているのですが、これがなかなか難しいです。人が植えた感じがしなくて、自然に生えてきたかのように見せたい。あたかも昔からそこに存在したかのような・・・。そういう庭が作れたら理想的です。

■ソフトボールと造園は似ている

私は趣味でソフトボールをやっているのですが、ソフトボールでは、打ちたい気持ちが強く、意識して狙いすぎると、かえって打てません。造園でも同じで、たとえばひとつの石を置くときに、計算しすぎると逆に不自然な置き方になったりするものなんです。無意識に、あまり考えずに置いた位置が一番しっくりきたり （笑）。 

そのあたりのコントロールが難しいのですが、いい庭ができて、オーナー様にも満足してもらえたときの喜びは、何ものにも代えがたいですね。