コンセプト

まっすぐ成功の道へ

家づくりにとっての成功と失敗とはなんでしょうか。
いろいろな見方はあると思いますが、ひとつは価値のある家を建てることができたかどうかという見方ができないでしょうか。

「注文住宅」とはつまりフルオーダーで建てる家のこと。

「世界にひとつだけの自分だけの住まい」というのもひとつの価値だと思います。

ただしデメリットが全く無いわけではありません、フルオーダーでスーツをつくることを考えてみましょう。既製品に比べて、大きく価格が違うのがわかります。「注文住宅」も同じで、自分好みに造れる反面、オリジナルが増えれば、価格も高くなってしまいがちです。

価値にはもうひとつの見方もあります。洋服に例えるなら、いわゆるセミオーダーという価値です。

ある一定の制約の中で、創作していくことができ、価格を抑える事ができる方法のひとつ。

実は今、この考え方を取り入れた家づくりができています。それが、私たちが提案する「コンセプトハウス」。具体的な名前は、そう「casa」です。

 

安心が目に見える家

家にとって、安心とは、なんでしょうか。

私たちはよく「トレサビリティ」という言葉を使います。「trace」(追跡)+「ability」(可能な)という意味です。

材木を例に挙げててみましょう。
「産地」「伐採時期」「経由市場」「加工工場」「運送業者」など、家を構成するすべての部材を、可能な限り追跡できるシステムが構築されているということです。このシステムは、単に材料の"管理"に主眼をおいているわけではありません。生産履歴を明確にすることは、品質の向上へとつながっていることを意味します。

たとえば、スーパーに野菜を買いに行けば、どんな野菜にも産地が記されています。ちょっとこだわった店では、生産者の名前が書かれています。なかには、つ くり手の顔写真が貼られたものもあります。これらの取り組みは消費者が野菜を選択する際の、大きな手がかかりとなるはずです。

食卓に安心して食べられる食材を届けようとする農家の方々がいるように、家族が安心して暮らすことのできる家の部材を届けようしているのが、casaの「コンセプトハウス」の取り組みです。

 

この先が保証された家。未来の安心

家づくりに懸ける職人の顔を見たことがありますか?

私たちは家づくりは、"近所の工務店"が建てることを基本と考えます。

家づくりは、施主にとっても、施工側にとっても、この"顔の見える近さ"が重要です。家を一軒建てるとなれば、互いのやりとりは膨大なものとなります。携 帯電話やメールのやりとりだけでは、うまくことが運ばないケースもあるでしょう。気になることがあれば、すぐに、直接、現場で尋ねればいいのです。不安に 感じるようなことがあっても、得てして現場でみせる棟梁の頼もしい姿が、その不安を解消してくれるというものではないでしょうか。

また、何十年と住み続けていれば、家のメンテナンスは不可欠です。10年後も20年後も面倒をみてくれる工務店が近くにあることほど、心強いものはありません。たとえば、車が故障した際、近くのディラーで「直せない」と言われたら、とても困るはずです。もし、家がそんな事態になったら、そこで暮らす家族はいったいどうなるのでしょうか。

私たちは、全国で300社以上の工務店のネットワークを築き上げています。言ってみれば、日本各地に家づくりのプロ集団が、あなたのために控えているのです。そのプロたちが、みんなで知恵を絞り、技術を切磋琢磨することで、「家の未来」を保証します。それが、casaの「コンセプトハウス」です。

 

心地よさを究めた家。あなたの、みんなの、暮らしやすさ。

家の暮らしやすさとは、いったい何ではかられるののでしょうか。

あなたにとって暮らしやすい家は、実は、誰にとっても暮らしやすい家なのです。

家はさまざまな設備や部材で構築されているので、とかく複雑に考えてしまいがちです。しかし、家を人の暮らしを支える「大きな道具」と、シンプルにとらえてみるとわかりやすいと思います。

今も昔も、日用品として使われるプリミティブな道具は、その形を変えていません。とりわけ、ロングセラーと呼ばれるものは同じ形のまま、今日でも売られています。

昔と現在とでは、人々のライフスタイルは大きく様変わりしました。それでもなお、たとえば定番のコーヒーポットは、昔のままの姿をとどめています。

なぜか。それは誰しもが、この形を使いやすいと感じているからにほかなりません。持ち手の握り具合がよく、注ぎ口からは一本の糸のようにお湯が流れ出し、注ぐ手を止めれば口から滴がたれることもない。そんな道具だからです。

家の使いやすさ、ひいては暮らしやすさも、こうした道具と似ていると思います。

私たちは、家づくりのプロとしての経験と目で、あなたの、みんなの暮らしやすさを、長年研究してきました。

casaの手がける「コンセプトハウス」には、その成果が基本設計にしっかり埋め込まれているのです。

 

人生の保険になる家。将来の価値、つまり「リスクヘッジ」

今日の日本の家は、きちんと「財産」と呼べるものでしょうか。

あまた建つ家の中で、少なくともcasaの「コンセプトハウス」は、「財産になる」と明言できます。

なぜなら、まず家そのものの寿命が長い。さらに、間取りの可変性が高いので、どんなライフスタイルにも対応できるポテンシャルがあるからです。

もっと具体的にいえば、採用している構造躯体がたしかなものであること。使っている部材の多くが、時が経つにつれ、風合いが生まれる天然素材であること。デザイン性の高い建具を採用しているので、時代が変わっても、普遍的な美しさを持ち合わせていることなどです。

少し見かたを変えて考えてみましょう。たとえば、日本の着物はある意味、財産となる代物です。本物の着物であればあるほど、年月に関係なく、ちゃんと値段がつきます。しかし、戦後の多くの日本の住宅は、本物と呼べるでしょうか。20年も経てば、土地にしか価値は認められず、家屋には0円の値札が掲げられるという、悲しい現実が待っているのに。だからこそ、まっとうに財産となる家を手にすることが肝要なのです。

casaの「コンセプトハウス」が、将来のリスクヘッジになることを忘れないでいてください。

 

本物のデザインと暮らす家。まさに、これが完成度の高さ。

住まいの"いいデザイン"について、じっくり考えたことがありますか?

私たちが手がけるcasaの「コンセプトハウス」には、選りすぐりの「デザイン」が用いられています。

そして、その厳選されたデザインの中から、みなさんに選んでいただくことが、大切であると考えています。なぜなら、頭で思い描くイメージを正しく明確にかたちにすることは、ほとんどのケースにおいて、不可能といっていいからです。

それは、家づくりに限ったことではありません。

たとえば、お父さんの日曜大工で、果たしてどこまで思い通りのデザインの椅子をつくれるでしょうか。
もし仮につくれたとしても、その椅子の座り心地はどうでしょうか。ヤコブセンやイームズの椅子を思い描いて見てください。彼らの手がける椅子は、手を加える余地のない、絶対的なデザイン性を有しています。私たちが考える「デザイン」も、まったく同じです。

だからこそ、「完成度」にこだわり、それを高め続けてきました。"選びたくなるデザイン"を、実際にその目で、確かめてもらえるとうれしいです。